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”象牙質内の液体移送システム(DFT)”をご存知ですか?
読書の秋ですね。
秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか?
今回は、私が今読んでいる
歯学博士の小峰一雄先生 著、
『自然治癒力が上がる食事』より、
”象牙質内の液体移送システム”
Dentinal Fluid Transport:DFT
と言う現象について、ご説明します。
これは、歯が内側から、外側へと常に
液体が滲み出ていると言う発見より、
歯は、単なる石のような塊ではなく、
隅々まで栄養が行き届く機能を備えた
臓器だと言うことを示しています。
このDFTにより、
長い人生、生活の中で歯に受ける
様々な衝撃や負担から、
必要な栄養を運び、修復してくれたり、
食べ物による歯の黒ずみをクリーニング
してくれたり、
DFTの液体に含まれる免疫細胞の働きで、
歯周病菌から歯を守ってくれたり、
歯にとっては、非常に大切な役割をしています。
しかし、あるスイッチが入ると、
このDFTの液体の流れが逆流し始め、
口の中にいる細菌が、歯の中に入り込み
虫歯を作ったり、
ついには、体内に入り込み
全身の病気を引き起こします。
この逆流を起こすスイッチがこちらです。
①砂糖の摂取
②ストレス
③運動不足
④ビタミン・ミネラル不足
⑤薬剤の服用
特に、①砂糖の摂取 ですが、
”甘いものを食べると虫歯が痛む”
と言うのは、砂糖の摂取により
このDFT逆流のスイッチが入ったことで、
口の中の菌が、歯の中に入り込み、
歯の神経を刺激するためです。
小峰先生によると、
砂糖を控えたり、一切取らないようにすると、
虫歯予防が出来るだけではなく、
『肌が綺麗になった』
『疲れにくくなった』
と体調の変化を感じる方も多いそうです。
砂糖を取らない人の肌は、
赤ちゃんのような透明感とみずみずしさがあり、
甘党の方の肌は、
乾燥していて、かなり荒れているそうです。
砂糖は、虫歯や肌だけではなく、
いかに体に悪いか、と言うレポートを
アメリカ・UCLA大学の栄養学者がまとめています。
<砂糖が健康を損ねる理由>
*ミネラルの吸収阻害
*子供の集中力低下
*免疫力低下
*老化促進
*視力の低下
*虫歯
*肥満
*歯周病
*静脈瘤
*食物アレルギー
*白内障
*気分の落ち込み
*頭痛
*便秘
*学習障害
*消化不良
*アルツハイマー病
*がん
*月経前症候群
などなど
食欲の秋でもありますが、
”砂糖”について、ちょっと意識してみられると、
良い方へ体調の変化があるかもしれませんね!
今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ!
益永久美子