スタッフブログ
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食欲の秋
バスケW杯☆
院長先生happy birthday
大きくなりました!
食生活を見直してみませんか?
夏、真っ只中ですね!
暑中お見舞い申し上げます。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
今日は、定期的にクリーニングを受けていても、
虫歯が出来てしまう、
歯周病が進行してしまう、
という方に、食生活を見直してみませんか?
というお話です。
虫歯も、歯周病も、生活習慣病だということが言われています。
ところが、日々の診療、定期的なクリーニングの時に、皆様の生活習慣についてお尋ねして、
どこを改善すると良いか、ということまでは、
なかなかお時間が取れないというのが現状です。
そこで、少しでも、皆様の虫歯、歯周病のリスクを減らすために、今日は、食生活について、ご説明したいと思います。
*参考文献:『自然治癒力が上がる食事』
小峰一雄 著
<炭水化物の過剰摂取>
虫歯、歯周病の患者さんの食生活は、
”炭水化物が大好き”という特徴があります。
炭水化物を食べすぎている人は、
歯の周りに、ベットリと歯垢が付着します。
人間にとっての炭水化物は、車でいうと
ガソリンに例えることができます。
車の場合、余ったガソリンは、タンクに貯蔵できますが、人間の場合、余った炭水化物は、脂肪に変えられ、脂肪細胞に蓄えられます。
この脂肪細胞が健康に対して様々な悪さを働き、その1つが歯周病なのです。
つまり、歯周病を予防するには、使い切れるだけの炭水化物を摂取すれば良い、ということになります。
目安として、炭水化物を含む食事を摂った30分後に、歯に歯垢がついていたら、炭水化物の摂りすぎです。
<カルシウムの過剰摂取>
さらに歯周病の原因として、
カルシウムの過剰摂取が挙げられます。
日本人は、カルシウム不足だから積極的に
カルシウムを摂るように、
と常に言われているため、意外に思われるかもしれません。
確かに、若いうちは体の成長にとても重要な役割を果たしています。
しかし、いったん体の骨格が出来上がってしまうと、
実はそれほど必要がなく、むしろ摂り過ぎると危険なミネラルなのです。
カルシウムが体内でどのような働きをするか、ご説明します。
カルシウムは体内に入ると一旦血液に入り込みます。
しかし血液は、一定濃度を保つようになっているため、余分なカルシウムは別の場所に運ばれ、組織が臓器で石のように固まってしまうのです。
いわゆる異所性石灰化と呼ばれる現象です。
これが非常に厄介で、
脳細胞で石灰化するとアルツハイマーに、
眼の水晶体に入れば、白内障を起こします。
さらに、歯で石灰化したものが、歯石です。
放っておけば歯周病になります。
<マグネシウムの摂取不足>
以上のことから、30歳を超えたら、カルシウムの摂取を控える必要があります。
それは、骨粗鬆症の場合も同じで、
サプリメントや薬でカルシウムを摂取するなどもってのほか。
骨粗鬆症の原因は、カルシウム不足ではなく、
運動不足であり、高齢者が圧迫骨折を起こすのは、
骨の周囲の筋肉の衰えが原因なのです。
実は、カルシウムは自力で体外に出ることができません。そのため、前述のように、血管から押し出されたら、別の場所に移動してしまいます。
しかし、マグネシウムと一緒なら、外に出すことができるため、マグネシウムを積極的に摂ることをお勧めします。
マグネシウムは、海藻類やナッツに多く含まれます。
虫歯や歯周病のために、食生活を見直すことは、
結果的に、全身の健康にも繋がっています。
健康に、楽しく、暮らしていきたいですね!
長くなりました。
本日も、最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
益永