博多で行われたセミナーを受講してきました
2017-10-16
9月24日(日)
八重洲博多ビル11Fで行われたセミナーを院長・副院長・DH田中・DH川原・DH藤田・DH中村の6名が
受講しました。
『継続的な来院につながる非外科的歯周治療』
~根面デブライトメントの臨床~
講師 東 克章先生(東歯科医院院長、東臨床歯周病研究所所長)
患者さんは、私たちが行う歯周治療に対してどのようなイメージをもっているのでしょうか?あるいは歯周治療を受けたあとの患者さんに、正直な気持ちを聴いたことがありますか?
実は患者さんが今まで抱いていた歯周治療に対するイメージは、”痛くて怖い”なのです。また、患者さんの大勢が「治療中は痛くて不快なのだけれども、治していただいているので我慢している。」というものでした。
苦痛を医療従事者側に訴えることができる患者さんであればこちらもわかりやすいのですが、実際はその逆で、多くの患者さんはそれを言えず途中で来院を控えたり、転院するという事態に陥っているのです。歯周治療の中でも比較的頻繁に行っているルートプレーニングは、エビデンスもあり治療効果は高いのですが、術後の不快感や知覚過敏、疼痛といった症状を併せ持っています。
東先生の歯科医院では、現在、ルートプレーニングに代えて根面デブライトメントを歯周基本治療に応用し、ルートプレーニングに劣らない治療効果を挙げられています。またこの処置を応用した結果、場合によっては歯周外科治療以上の効果があり、さらに、術後の不快症状も少なく、患者さんの来院を容易にするという副次効果も生まれたようです。
SPT(サポーティブ ペリオドンタル セラピー)にも活用されております。
また実際に診療室で使用されているEMS社製ピエゾエレクトリック超音波スケーラーを用いた根面デブライトメントのエビデンスと、その臨床について話して下さいました。